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このおもむ
通じけるに名主も
駈來り
四邊近所の者も
追々に
集り改め見れば
何樣酒に
醉倒れ
轉込死したるに
相違なき
體なりと評議一決し
翌日此趣きを
差出せば次右衞門は
此刀を申請
厚く禮を
述暇を告て門前迄
出先々仕濟したりと
發と一
息吐て飛が如くに役宅へ歸り
此趣きを越前守へ申上
彌々召捕手筈を
大膳に
向ひ
只今御聞の通り伊豆守方より斯樣に申參り候へば
迚も今日の
儀には參り申さず
恐れながら明日又々
入せられ候樣願ひ奉ると申に大膳も
此趣きを