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こねかへ
ふりがな文庫
“こねかへ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
捏返
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
捏返
(逆引き)
泥濘
(
ぬかるみ
)
を
捏返
(
こねかへ
)
したのが、
其
(
そ
)
のまゝ
乾
(
から
)
び
着
(
つ
)
いて、
火
(
ひ
)
の
海
(
うみ
)
の
荒磯
(
あらいそ
)
と
云
(
い
)
つた
處
(
ところ
)
に、
硫黄
(
ゆわう
)
に
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けて、
暑苦
(
あつくる
)
しい
黒
(
くろ
)
い
形
(
かたち
)
で
踞
(
しやが
)
んで
居
(
ゐ
)
るんですが。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
手置の
宜
(
よろし
)
からぬ横町、不性なる裏通、屋敷町の小路などの氷れる雪の
九十九折
(
つづらをり
)
、
或
(
ある
)
は
捏返
(
こねかへ
)
せし
汁粉
(
しるこ
)
の海の、差掛りて難儀を
極
(
きは
)
むるとは知らず、見渡す
町通
(
まちとほり
)
の
乾々干
(
からからほし
)
に
固
(
かたま
)
れるに
唆
(
そその
)
かされて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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