“くわきふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
火急100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相述べ急ぎ登城あるべしとの事なり越前守委細ゐさい承知しようちし則ち馬を急し家來に申付火急くわきふの御用なり駕籠は跡よりまはせと申付麻上下あさがみしもに服を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
セント・ジョン氏は、私の爲めに探してやらうと約束した仕事の事には、まだ一言も觸れてゐなかつた。しかし私が、何か職を持たなくてはならないことは火急くわきふに迫つてゐた。
身に引受無理むり白状はくじやうに及びしかば終に口書こうしよきはまつめ印も相濟あひすみ明日頃御所おきに相成由ゆゑかく火急くわきふに願ひ奉つると申立るを縫殿頭殿ぬひのかみどの先刻より熟々つく/″\聞居られしが頓てひざ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
くだされたり若も商賣しやうばい都合つがふで不足なれば何程でも助力じよりきしてつかはさんと御主人のあつきお心入辭退じたいも成ず夫故かく火急くわきふの出立にて參りしなり今日より天神丸の上乘うはのり方と成り一まづ上方かみがたへ參るつもりなりと申ければ船頭せんどう杢右衞門は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)