“くらさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
暗黒33.3%
陰翳16.7%
鞍下16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上を見れば雪の屏風びやうぶたてたるがごとく今にも雪頽なだれやせんと(なだれのおそろしき事下にしるす)いきたる心地はなく、くらさはくらし、せめては明方あかるきかたにいでんと雪にうまりたる狭谷間せまきたにあひをつたひ
子供たちが夜具の中に暗黒くらさから隠れるように
何がなしに気がいて、智恵子は早々さつさと箸を捨てた。何をするでもなく、気がソワ/\して、妙な陰翳くらさが心に湧いて来る。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
すると、ふいに村越三十郎の馬が竿立さおだちになった。とたんに三十郎の抜いた白刃が鞍下くらさがりに左の脇を払っていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)