“ぎょうば”の漢字の書き方と例文
語句割合
行場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また道場といい得る程の行場ぎょうばはなくとも、別当はそれぞれ当山派と本山派とに属する修験であったから、山伏や行者も相当に山入りをしたものらしい。
奥秩父 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
答『いけは一しゅ行場ぎょうばじゃ。人間界にんげんかい御禊みそぎおなじく、みずきよめられる意味いみにもなってるのでナ……。』
「そちの行場ぎょうばは、大峰おおみね葛城かつらぎか、または羽黒か」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしたき修行場しゅぎょうば滞在たいざいした期間きかんはさしてながくもなかったうえに、あそこはわば精神統一せいしんとういつ特別とくべつ行場ぎょうばでございましたので、これはとってとく申上もうしあげるほどの面白おもしろ出来事できごともございませぬ。