“ゆきば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雪婆42.9%
雪晴28.6%
行場14.3%
雪霽14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうさう、それでいゝよ。さあ、降らしておくれ。なまけちや承知しないよ。ひゆうひゆうひゆう、ひゆひゆう。」雪婆ゆきばんごは、また向ふへ飛んで行きました。
水仙月の四日 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
ぼっちゃんは、あか帽子ぼうしをかぶって、女中じょちゅうにおぶわれて、雪晴ゆきばれのした、日当ひあたりにて、雨滴うてきのぴかぴかひかり、ちるのをおもしろがって、きゃっきゃっとわらいながらていました。
奥さまと女乞食 (新字新仮名) / 小川未明(著)
行場ゆきばがないから、熟々しみじみ拝見をしましたよ、……まぶしい事でございました。」
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今朝は、まばゆい雪霽ゆきばれだった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)