“ぎじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妓女70.0%
伎女10.0%
技女10.0%
祇女10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面白いことにはその歌の半数以上が、嶺(みね)を隔てた長久保(ながくぼ)の新町(しんまち)あたりで、妓女(ぎじょ)の歌っていた都々逸(どどいつ)の文句であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
こうして、何番勝負かののち、酒餐(しゅさん)をたまい、伎女(ぎじょ)楽人(がくじん)の舞があって、一せいに、唱歌しおうて、秋ならば、菊、桔梗(ききょう)などの一枝(ひとえ)一枝(ひとえ)を家土産(いえづと)に、終日(ひねもす)の歓(かん)をつくして終わるのであった。
こうして績(つむ)ぎ蓄(た)めた藕糸は、皆一纏(ひとまと)めにして、寺々に納めようと、言うのである。寺には、其々(それそれ)の技女(ぎじょ)が居て、其糸で、唐土様(もろこしよう)と言うよりも、天竺風(てんじくふう)な織物に織りあげる、と言う評判であった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「都へ出て、浮川竹(うきかわたけ)に白拍子(しらびょうし)のはかないつとめをいたしておりますうちに、妹の祇女(ぎじょ)とともに、あの入道殿のお見出しにあずかって、寵愛を一身にうけるようになりました」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)