“きんえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禁厭30.0%
禁苑30.0%
金円20.0%
禁園10.0%
近縁10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは戦乱や凶事を予知する禁厭きんえんの法を撰したもので、広一郎のような青年にとって、決して「面白い」筈のものではなかったし、梶家の蔵書ちゅうにも一冊しかないものであった。
女は同じ物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
すでに禁苑きんえんの一かくとおぼしく、美々しい軍装の近衛このえ兵がげきを持って佇立ちょりつしていたが、林冲りんちゅうを見ると、おしのごとく黙礼した。禁軍師範の林冲も、まだかつて、こんなところまでは来たこともない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生憎あいにく今日は晦日みそか金円きんえん入用いりようで、まとまった金は出来んが、此処こゝへ五十円持って来たから、是だけ請取うけとって置いてくれ
草木そうほんなる芍薬しゃくやく近縁きんえんの種類で、Paeonia suffruticosa Andr. の学名を有している。この種名の suffruticosa は、亜灌木あかんぼくの意である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)