“きぼね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気骨80.0%
気苦労10.0%
氣骨10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
植松のお婆さんはそういう人だ。琴もひけば、歌の話もする。あの人をしゅうとめに持つんだから、お粂もなかなか気骨きぼねが折れようぜ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
島抜け法印、いつもであれば、預かりものが、年はもいかぬ娘っ子なので気も張らぬが、今度は相手が相手、なかなか気苦労きぼねが折れるらしく、例の寝酒も、この四、五日はつつしんでいた。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
くらゐ方々かた/″\身分みぶんのある奧樣おくさまがたとの御交際おつきあひもして、かく原田はらだつま名告なのつとほるには氣骨きぼねれることもあらう、女子をんなどもの使つかひやう出入でいりのもの行渡ゆきわた
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)