“きこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文

カタカナ：キコツ

語句	割合
気骨	83.3%
肌骨	16.7%

気骨

筑前藩には人物が居なかったのか。もしくは居るとしても、天下を憂い、国を想う志士の気骨（きこつ）が筑前人には欠けていたのかというと、ナカナカそうでない。

近世快人伝 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

揃（そろ）いも揃って気骨（きこつ）稜々（りょうりょう）たる不遇の高材逸足の集合であって、大隈侯等の維新の当時の築地（つきじ）の梁山泊（りょうざんぱく）知らず

二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) ／ 内田魯庵(著)

肌骨

一椀（わん）喉吻（こうふん）潤い、二椀孤悶（こもん）を破る。三椀枯腸をさぐる。惟（おも）う文字五千巻有り。四椀軽汗を発す。平生不平の事ことごとく毛孔に向かって散ず。五椀肌骨（きこつ）清し。六椀仙霊（せんれい）に通ず。

茶の本：04 茶の本 (新字新仮名) ／ 岡倉天心、岡倉覚三(著)