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気骨
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きこつ
ふりがな文庫
“
気骨
(
きこつ
)” の例文
旧字:
氣骨
てきぱきした実務家の
冉有
(
ぜんゆう
)
。温厚の長者
閔子騫
(
びんしけん
)
。
穿鑿
(
せんさく
)
好きな故実家の
子夏
(
しか
)
。いささか
詭弁派的
(
きべんはてき
)
な
享受家
(
きょうじゅか
)
宰予
(
さいよ
)
。
気骨
(
きこつ
)
稜々
(
りょうりょう
)
たる
慷慨家
(
こうがいか
)
の
公良孺
(
こうりょうじゅ
)
。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
恐れ気もなくいってのける闇太郎に、
気骨
(
きこつ
)
稜々
(
りょうりょう
)
たる門倉平馬の気持は、ますます
惹
(
ひ
)
きつけられて、行くらしかった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
筑前藩には人物が居なかったのか。もしくは居るとしても、天下を憂い、国を想う志士の
気骨
(
きこつ
)
が筑前人には欠けていたのかというと、ナカナカそうでない。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
揃
(
そろ
)
いも揃って
気骨
(
きこつ
)
稜々
(
りょうりょう
)
たる不遇の高材逸足の集合であって、大隈侯等の維新の当時の
築地
(
つきじ
)
の
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
知らず
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
彼には彼の寿司観があって、結局まぐろはそう大きく切るものではない、という先入観を信念として、魚の切り方には、彼の
気骨
(
きこつ
)
にも似ず貧弱な切り具合が見られる。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
“気骨”の意味
《名詞:きこつ》
自分の信念をどこまでも貫こうとする強い心。気概。
(出典:Wiktionary)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“気骨”で始まる語句
気骨稜々