気苦労きぼね)” の例文
旧字:氣苦勞
島抜け法印、いつもであれば、預かりものが、年はもいかぬ娘っ子なので気も張らぬが、今度は相手が相手、なかなか気苦労きぼねが折れるらしく、例の寝酒も、この四、五日はつつしんでいた。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)