“きどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気取77.8%
木取11.1%
氣取11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
首環くびだまかじり着いて、頬杖して、ふと思い着いて、「恩愛雪の乳貰ちもらい」という気取きどり、わざと浮かぬつらをしている処へ、くだんの半札がさて早であった。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
翌日から弁当持ちで通って来られたので、私は木取きどりを教えて上げた。
パンの破片かけら紙屑かみくづうしほねなど、さうしてさむさふるへながら、猶太語エヴレイごで、早言はやことうたふやうにしやべす、大方おほかた開店かいてんでも氣取きどりなにかを吹聽ふいちやうしてゐるのでらう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)