“けど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気取86.5%
氣取6.8%
化度5.4%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一夜を妓楼ぎろうに明かした彼は伯母おばへの手前、そういう場合にすぐそれと気取けどられるような憔悴しょうすいした後ろ暗いさまを見せまいとして
誰れも彼れの内心の葛藤を知らないのが一つの便利ではあつたけれども、彼れの不安を人に氣取けどられまい爲めには、彼れの意志を極度に働かせねばならぬ程のものだつた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)
永光寺の開山(名をきゝもらせり)血脉けちみやくをかのふちにしづめて化度けどし玉ひしゆゑ悪竜得脱とくだつなし、その礼とてかの墓石はかいしふちにいだして死期しきしめす。
もっとも白翁堂と云う人相見の老爺おやじが少しはけどって新幡随院の和尚に話すと、和尚はとうよりさとっていて、盗んだ奴が土中どちゅうへ埋め隠してあると云ったそうだが、今日きょう初めて此の病人の話によれば