“きたひがし”の漢字の書き方と例文
語句割合
北東100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北東きたひがしに向いて朝のうちしか日のあたらない離座敷はなれことに寒かった。女中の案内なしに廊下のとっつきの部屋のところへ来て、障子の外から声を掛けるのは節子だ。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
つてべい。方角はうがく北東きたひがしやりだけ見当けんたうに、辰巳たつみあたつて、綿わたつゝんだ、あれ/\天守てんしゆもり枝下えださがりに、みねえる、みづえる、またみねえてみづまがる、またひとみね抽出ぬきでる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)