“かなやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カナヤマ
語句割合
金山63.6%
鉱山27.3%
鑛山3.0%
銀山3.0%
銕山3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことに一葉のこの絵図面にこそ葡萄大谷の一大事が——と云うよりも天蓋山の金山かなやまに関する一大事がつなぎ掛けられているのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
間道かんどうからもぐりこんで、とりでをかきまわすというあぶない役目、鉱山かなやまあな細曳ほそびき一本でりさがるよりは、まだ危険きけんだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寶玉の底に光れる鑛山かなやまの富も、不思議も
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
チパンゴに在りと傳ふる鑛山かなやま
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
洛中づくしを見たらば見ぬ所を歩行ありきたがるべし、源氏伊勢物語は心のいたづらになりぬべき物なりと、多田の銀山かなやま出盛りし有樣書せける
金銭の話 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
『東作誌』を見ると、今の美作みまさか苫田とまた郡加茂村大字黒木字樫原に金屋護神かなやごじんという祠がある。銕山かなやまの守護神だという。同郡上加茂村大字物見にも金鋳護宮かないごのみやという祠が三つ、この地往古銕山ありしとある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)