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細曳
ふりがな文庫
“細曳”の読み方と例文
読み方
割合
ほそびき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほそびき
(逆引き)
呟きながら、又八の体を撫でまわしていたが、やがて腰についていた
細曳
(
ほそびき
)
を解くと、又八の両手を後ろへやって、ぐるぐる巻きに縛ってしまう。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
飯櫃
(
おはち
)
を私の手の届かぬ高い処へ載せておいたり、私を
蒲団
(
ふとん
)
の中にくるんで押入れの中に投げ込んだり、ある夜などは私を
細曳
(
ほそびき
)
で
手鞠
(
てまり
)
のように
搦
(
から
)
げて
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
周馬は先に、その一挺の駕へ寄り、お千絵の体を
垂
(
た
)
れの中へはねこんだ。そして、手早く
細曳
(
ほそびき
)
を引ッぱずして、駕のまわりを
蜘蛛手
(
くもで
)
にかがりだす。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
細曳(ほそびき)の例文をもっと
(7作品)
見る
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“細”で始まる語句
細
細々
細君
細工
細面
細作
細引
細流
細道
細紐
“細曳”のふりがなが多い著者
金子ふみ子
吉川英治