“かつぱう”の漢字の書き方と例文
語句割合
割烹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まかなひは遙か半町も離れた二階下の臺所に行かなければ一人もゐない。病室では炊事すゐじ割烹かつぱうは無論菓子さへ禁じられてゐる。して時ならぬ今時分何しに大根卸だいこおろしこしらえやう。
変な音 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
もつともいま神樂坂上かぐらざかうへ割烹かつぱう魚徳うをとく)の先代せんだいが(威張ゐばり)とばれて、「おう、うめえものはねえか」と、よつぱらつてるから盤臺ばんだい何處どこかへわすれて、天秤棒てんびんぼうばかりをりまはして歩行あるいたころで。……
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)