トップ
>
割烹
>
かつぱう
ふりがな文庫
“
割烹
(
かつぱう
)” の例文
賄
(
まかなひ
)
は遙か半町も離れた二階下の臺所に行かなければ一人もゐない。病室では
炊事
(
すゐじ
)
割烹
(
かつぱう
)
は無論菓子さへ禁じられてゐる。
況
(
ま
)
して時ならぬ今時分何しに
大根卸
(
だいこおろし
)
を
拵
(
こしら
)
えやう。
変な音
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
尤
(
もつと
)
もいま
神樂坂上
(
かぐらざかうへ
)
の
割烹
(
かつぱう
)
(
魚徳
(
うをとく
)
)の
先代
(
せんだい
)
が(
威張
(
ゐば
)
り)と
呼
(
よ
)
ばれて、「おう、うめえ
魚
(
もの
)
を
食
(
く
)
はねえか」と、
醉
(
よつ
)
ぱらつて
居
(
ゐ
)
るから
盤臺
(
ばんだい
)
は
何處
(
どこ
)
かへ
忘
(
わす
)
れて、
天秤棒
(
てんびんぼう
)
ばかりを
振
(
ふ
)
りまはして
歩行
(
ある
)
いた
頃
(
ころ
)
で。……
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“割烹”の意味
《名詞》
割烹(かっぽう 異表記:割亨)
料理・調理すること。
料理などを客に供する店、割烹店。
(出典:Wiktionary)
“割烹”の解説
割烹(かっぽう)は、肉を割(さ)き、烹(に)るの意味で、日本料理の調理。またはその料理を提供する飲食店のことを指す。
かつて割烹旅館、割烹料理店と言うと、法的認可を受け、警察の管理下にて酌婦や芸妓、今で言うコンパニオンを座敷に入れて良いとのお店に限られていた。
(出典:Wikipedia)
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
烹
漢検準1級
部首:⽕
11画
“割烹”で始まる語句
割烹着
割烹店
割烹人
割烹科
割烹著
割烹衣
割烹前掛
割烹教師