“かきつばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杜若71.9%
燕子花28.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本屋おもや続きの濡縁に添って、小さな杜若かきつばたの咲いた姿が、白く光る雲の下に、あかるく、しっとりと露を切る。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
船楼せんろうをつつむ軍幕とばりには、杜若かきつばたの大紋がはためき、武者囲いの蔭には、銃身や槍の穂先が林立していた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしちょうど、中門の上の新陰堂の池のほとりには、燕子花かきつばたがさいているし、山つつじの花もぼつぼつ紅くなっている。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
濁江の水に材木がひたしてある。浮ぶともなく浮んでいるその材木の陰に、燕子花かきつばたの花が咲いている、というのであろう。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)