“かがのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
加賀守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根岸肥前守ひぜんのかみ、岩瀬加賀守かがのかみ、荒尾但馬守たじまのかみ、筒井和泉守いずみのかみ、四代の町奉行に歴仕して、綽名あだなを「玻璃窓はりまど」と呼ばれたところの、郡上平八は呟いたが、急にニヤリと片笑いをすると
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大久保加賀守かがのかみの血につながる一族で、ちょうどこの事件のあった十年まえ、あれなる青まゆの女を向島の葉茶屋から退かして正妻に直したころから、しだいにその放埓ほうらつが重なり
これより旬日じゆんじつまへまでは、前田まへだ加賀守かがのかみ治脩公ちしうこう毎朝まいてうかゝすことなくあさひ禮拜らいはいなしたまふに、たゞ寂寞せきばくたるはかしたに、金城きんじやう蒼生たみみなねむりて、彌望びばう極顧きよくこ活色くわつしよくなく、したちか鍛冶屋かぢやにて
鉄槌の音 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)