“かおつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
顔付100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの一ばんおしまいにからからた、そしてぶきりょうな顔付かおつきの子家鴨こあひるは、ほか家鴨あひるやら、そのそこにわれている鳥達とりたちみんなからまで、みつかれたり、きのめされたり
その権幕けんまくおそれて、袖子そでこしたいばかりになった。そこへおはつんでて、いろいろわけをしたが、なにらないにいさんはわけからないという顔付かおつきで、しきりに袖子そでこめた。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)