“おほをとこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大男66.7%
大漢16.7%
巨漢16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけければ三人はたゞゆめに夢見し心地にて引立ひきたてられつゝ行所に身のたけ六尺有餘の大男おほをとこ黒羽二重くろはぶたへ小袖こそでに黒八丈の羽織朱鞘しゆざや大小だいせう十手じつて取繩とりなはこしさげのさ/\と出來りしに小猿三吉はこし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
中央なる大卓の上に眞鍮しんちゆうの燈二つ据ゑて、許多あまたの燈心に火を點じ、逞しげなる大漢おほをとこ數人の羊のかはごろも着たるが、圍み坐して骨牌かるたもてあそべり。火光の照し出せるおもざしは、にがみばしりて落ち着きたるさまなり。
何故ともなく塚原の容子ようすを見ると、一同の者がふつとわらつたりした。二十貫もありさうな巨漢おほをとこで、頭は五分刈のいが栗坊主だつた。
海路 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)