“おにゆり”の漢字の書き方と例文
語句割合
鬼百合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門(もん)まで僅(わづ)か三四間(けん)、左手(ゆんで)は祠(ほこら)の前(まへ)を一坪(ひとつぼ)ばかり花壇(くわだん)にして、松葉牡丹(まつばぼたん)、鬼百合(おにゆり)、夏菊(なつぎく)など雜植(まぜうゑ)の繁(しげ)つた中(なか)に、向日葵(ひまはり)の花(はな)は高(たか)く蓮(はす)の葉(は)の如(ごと)く押被(おつかぶ)さつて、何時(いつ)の間(ま)にか星(ほし)は隱(かく)れた。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
見つゝ思はず悚然(ぞつ)として、いしくも咲いたり、可愛(かはゆ)き花、薊(あざみ)、鬼百合(おにゆり)の猛(たけ)くんば、我が言(ことば)に憤りもせめ、姿形のしをらしさにつけ、汝優しき心より、百年(もゝとせ)の齢(よはひ)を捧げて、一朝の盛を見するならずや
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)