“おそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
深夜25.0%
深更25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
×「あんまおそくなるから、丁場ちょうばの仕事がよ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ほだの煙は「自然の香」なり、篠田の心は陶然たうぜんとして酔へり、「私よりも、伯母さん、貴女あなたこそ斯様こんな深夜おそくまで夜業よなべなさいましては、お体にさはりますよ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
母親おふくろは源を休ませて置いて、炉辺で握飯をこしらえました。父親も不幸なせがれの為に明日履く草鞋わらじを作りながら、深更おそくまで二人で起きていたのです。度を過した疲労の為に、源もおちおち寝られません。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)