“おきまり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
規定33.3%
定型16.7%
定式16.7%
常套手段16.7%
結末16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後の三時、規定おきまりの授業は一時間前に悉皆すつかり終つた。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
あくる朝はドロンを極めるというのがこの連中の定型おきまりと聞いた……歎かわしい奴輩やつどもではある……。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
すると土塀の正面の辺に、頑丈な大門がありまして、その横に定式おきまり潜門くぐりがありましたが、その潜門くぐり内側なかから開きまして、一人の男が出て来ました。
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
人影も見えないのは、演義三国誌常套手段おきまりの、城門に敵をあざむく計略。そこは先生、武辺者だから、身構えしつつ、土間取附とっつきの急な階子段はしごだんきっと仰いで、大音に
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なまじ十手を振廻したりなんかしただけに猶々なおなお始末がつきませんや。でも、その梶井という武士さむらいも案外さばけた人で一緒に笑ってくれましたから、まあ、まあ、どうにか結末おきまりは付きましたよ
半七雑感 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)