“まとまり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
結局16.7%
結末16.7%
統一16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
由三は眼をつぶツて、何んといふまとまりのないことを考出した。「此うしてゐて何うなるのだ。」と謂ツたやうな佗しい感じが、輕く胸頭むなさき緊付しめつける。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
思ひ疲れるばかりで、結局まとまりは着かなかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『自分はこれから将来さき奈何どうしよう——何処へ行つて、何を為よう——一体自分は何の為に是世このよの中へ生れて来たんだらう。』思ひ乱れるばかりで、何の結末まとまりもつかなかつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
瞳を、頬を、髪のかたちを——あゝ、何処を奈何どう捜して見ても、何となく其処に其人が居るとは思はれ乍ら、それで奈何しても統一まとまりが着かない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)