“うへした”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ウヘシタ
語句割合
上下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醉へば醉ふ程おしやべりになるおつさんは、長すぎてあつかひにくい舌で上下うへしたの唇をなめながら、くどくど繰返して自慢をする。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
自分は片手を伸して、書物の小口の不揃ひになつたのや、上下うへしたの倒さに置かれたのを揃へ直して、差覗くやうに身をかゞめて表題の文字を讀んだ。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
そのからは、一かう珍品ちんぴんぬ。破片はへんおほいけれど、いでやうなのはぬ。中食後ちうじきごに、は、土瓶どびんくち上下うへしたに、ツリをつた破片はへんしたくらゐ