“かみしも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.2%
上下33.7%
𧘕𧘔9.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その当日は数十けんの「筋目の者」たちは十六のきくのご紋章もんしょうの附いたかみしもを着ることを許され、知事代理や郡長等の上席にくのである。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
多助も世が世なら上下かみしもぐらいは附けなければなりませんが、運悪くあゝ云う事になったから、どうか貴方御紋付を遣って下さいまし
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
脊山のかた大判司清澄だいはんじきよずみ——チョボの太夫の力強い声によび出されて、仮花道かりはなみちにあらわれたのは織物の𧘕𧘔かみしもをきた立派な老人である。
島原の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)