“いろずり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
色摺83.3%
色刷16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懸物かけものでも額でもすぐ人の眼につくような、書斎の装飾が一つ欲しいと思って、見廻していると、色摺いろずりの西洋の女のが、ほこりだらけになって、横に立てけてあった。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
近来雑誌の表紙を模様色摺いろずりとなしかつ用紙を舶来紙となす事流行す。体裁上の一進歩となす。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
いろ普通ふつうくろであるが、手加減てかげん次第しだいあかにもあをにもなるから色刷いろずりなど場合ばあひには、かわかす時間じかんはぶけるだけでも大變たいへん重寶ちようはうで、これ新聞しんぶん應用おうようすれば、印氣インキ印氣インキロールのつひえ節約せつやくするうへ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)