“あるまじき”の漢字の書き方と例文
語句割合
有間敷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、使を出すと、昌幸は「左様の使にて有間敷あるまじき也。使の聞き誤りならん。急き帰って此旨申されよ」
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
人間は社会の虫なりとうような次第で、ソレはソレは卑劣とも何とも実にいようのない悪い事をして一寸ちょいともじない。仮初かりそめにもれはドウも有間敷あるまじきことだなんとおもったことがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
以て御説諭せつゆし下され候樣願ひ奉つり度候と申立ければ大岡殿篤と是を聞れ其方の申たて相違も有間敷あるまじきなれど右口上の趣き書面しよめんに致し差出すべしと有しかばすけ十郎がう右衞門の兩人口書こうしよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
第一として人のがいならぬ氣にても金子の遣取やりとり致し商賣あきなひ手廣てびろき事なれば如何なる所に遺恨ゐこん有間敷あるまじき者にも非ず又其外にもなんぞ手掛りは無きと云るゝに平吉ヘイ其手掛てがかりと申てはべつに御座らねども爰に少々せう/\心當り是とても右樣の儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)