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あぶらでり
ふりがな文庫
“あぶらでり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
油旱
66.7%
油照
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
油旱
(逆引き)
見送
(
みおく
)
ると
小
(
ちい
)
さくなつて、一
坐
(
ざ
)
の
大山
(
おほやま
)
の
背後
(
うしろ
)
へかくれたと
思
(
おも
)
ふと、
油旱
(
あぶらでり
)
の
焼
(
や
)
けるやうな
空
(
そら
)
に、
其
(
そ
)
の
山
(
やま
)
の
巓
(
いたゞき
)
から、すく/\と
雲
(
くも
)
が
出
(
で
)
た、
瀧
(
たき
)
の
音
(
おと
)
も
静
(
しづ
)
まるばかり
殷々
(
ゐん/\
)
として
雷
(
らい
)
の
響
(
ひゞき
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その大切な乳をかくす古手拭は、
膚
(
はだ
)
に合った綺麗好きで、腰のも一所に、ただ洗いただ洗いするんですから、
油旱
(
あぶらでり
)
の炎熱で、銀粉のようににじむ汗に、ちらちらと
紗
(
しゃ
)
のように
靡
(
なび
)
きました。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あぶらでり(油旱)の例文をもっと
(2作品)
見る
油照
(逆引き)
相変らずの
油照
(
あぶらでり
)
、手も顔も
既
(
も
)
うひりひりする。残少なの水も一滴残さず飲干して了った。
渇
(
かわ
)
いて渇いて耐えられぬので、
一滴
(
ひとしずく
)
甞める
積
(
つもり
)
で、おもわずガブリと皆飲んだのだ。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
あぶらでり(油照)の例文をもっと
(1作品)
見る
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