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あとしらなみ
ふりがな文庫
“あとしらなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
後白浪
60.0%
末白波
20.0%
跡白浪
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後白浪
(逆引き)
「そうら見ろ、隠したって駄目だ、お前は両国で、
後白浪
(
あとしらなみ
)
といって、関相撲を取っていたあれだろう、しらぱっくれても、こっちには種があがってるぞよ」
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あとしらなみ(後白浪)の例文をもっと
(3作品)
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末白波
(逆引き)
消
(
け
)
しアレヨ/\と呼はりける其間に靱負は
遙
(
はる
)
か
沖
(
おき
)
の方へ行し樣子なれども
星明
(
ほしあか
)
りゆゑ今は定かに見え分ず主は
漸々
(
やう/\
)
に
波打際
(
なみうちぎは
)
へ
馳
(
はせ
)
來りて
透
(
すか
)
し見れば早靱負が
姿
(
すがた
)
は
影
(
かげ
)
もなく
末白波
(
あとしらなみ
)
となり行しは
不思議
(
ふしぎ
)
と云ふも餘りありと
暫時
(
しばし
)
呆然
(
ばうぜん
)
と
海原
(
うなばら
)
に立たりしが
何時
(
いつ
)
迄斯て居るとも更に其
甲斐
(
かひ
)
なければ
詮方
(
せんかた
)
盡
(
つき
)
て立歸りしが如何にも不思議は
晴
(
はれ
)
ざりしとぞ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あとしらなみ(末白波)の例文をもっと
(1作品)
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跡白浪
(逆引き)
満堂の異形の群集は、
明
(
あか
)
らひく
曙
(
あけぼの
)
の光に追われし
精霊
(
すだま
)
のごとく、
騒然
(
どやどや
)
と先を争って、廻転扉の隙間からかき消すごとく姿は消えて
跡白浪
(
あとしらなみ
)
。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
あとしらなみ(跡白浪)の例文をもっと
(1作品)
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