“あすかがは”の漢字の書き方と例文
語句割合
飛鳥川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛鳥川あすかがは明日あすをも俟たで、絶ゆるもなく移り變る世の淵瀬ふちせに、百千代もゝちよを貫きて變らぬものあらば、そは人の情にこそあんなれ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
つたが、うつかりれられない。で、ちよこんと湯船ゆぶねへりあがつて、蝸牛まい/\つぶりのやうに這𢌞はひまはる。が、飛鳥川あすかがはふちつても、はなか/\ぬるくはらぬ。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うみならずやまならぬ人世じんせい行路かうろなんいまはじめておもあた淵瀬ふちせことなる飛鳥川あすかがは明日あすよりはなにとせん
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)