“あさぎり”の漢字の書き方と例文
語句割合
朝霧100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに朝はやく起きて海岸を散歩したり、しめっぽい朝霧(あさぎり)のこめた田や畑の間を散歩したりなんかするときの爽快(そうかい)さは、何とも言いようのない喜びであった。
扨(さて)今朝(こんちょう)、此の辺からは煙も見えず、音も聞えぬ、新停車場(ステエション)で唯(ただ)一人(にん)下(お)り立つて、朝霧(あさぎり)の濃(こま)やかな野中(のなか)を歩(ほ)して、雨になつた午(ご)の時(とき)過ぎ、媼(おうな)の住居(すまい)に駈(か)け込んだまで
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
早朝関翁以下駅逓(えきてい)の人々に別を告げる。斗満橋を渡って、見かえると、谷を罩(こ)むる碧(あお)い朝霧(あさぎり)の中に、関翁は此方に向い、杖(つえ)の頭(かしら)に両手を組(く)んで其上に額(ひたい)を押付(おしつ)けて居られた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)