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『桑摘み』
ふりがな文庫
『
桑摘み
(
くわつみ
)
』
庭木の植込みの間に、桑の細い枝が見える。桑畑に培はれたものよりは、葉がずつと細かい。山桑とでもいふのかもしれぬ。 おお、さういへば、かつて、兵庫の和田の岬のほとりが、現今ほどすつかり工場町になつてしまはないで、松林に梅雨の雨が煙り、そのすぐ …
著者
長谷川時雨
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「新裝」1935(昭和10)年7月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
香箱
(
おうち
)
幼兒
(
こども
)
品
(
もの
)
増
(
ふ
)
香箱
(
かうばこ
)
汽船
(
ふね
)
生計
(
たつき
)
建前
(
たてまへ
)
山桑
(
やまくは
)
閑靜
(
しづか
)
呪魔
(
まじゆつ
)
勞働
(
はたらき
)
内密
(
ないしよ
)
道路
(
みち
)
路
(
みち
)
莚
(
むしろ
)
茶舖
(
ちやほ
)
飼
(
か
)
老母
(
としより
)
老女
(
としより
)
種紙
(
たねがみ
)
現今
(
いま
)
明
(
あ
)
業
(
わざ
)
梅雨
(
つゆ
)
朝露
(
あさつゆ
)
一個
(
ひとつ
)
掌
(
てのひら
)
庭木
(
にはき
)
嵩高
(
かさだか
)
居處
(
ゐどころ
)
小裂
(
こぎれ
)
培
(
つちか
)
勞
(
つか
)
何時
(
いつ
)
乏
(
とぼ
)