“種紙”の読み方と例文
読み方割合
たねがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゴンクウルのげんを借りていへば、あたかも種紙たねがみおもての卵を産み落し行くが如く、筆にまかせて千差万様せんさばんようを描きしものにして
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
種紙たねがみといふものは中々つくれないのだし、第一桑の葉がなければ、蠶のおまんまがないと、老母としよりがきかせてくれたので、穴があいて、蟲が飛出してしまつた繭を、うらめしく
桑摘み (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)