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『文芸とヒロイツク』
ふりがな文庫
『
文芸とヒロイツク
(
ぶんげいとヒロイック
)
』
自然主義といふ言葉とヒロイツクと云ふ文字は仙台平の袴と唐桟の前掛の様に懸け離れたものである。従つて自然主義を口にする人はヒロイツクを描かない。実際そんな形容のつく行為は二十世紀には無い筈だと頭から極めてかゝつてゐる。尤もである。 けれども実 …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 文学 > 文学理論 作法
初出
「東京朝日新聞 文芸欄」1910(明治43)年7月19日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
赫
(
かく
)
呼
(
よばわ
)
肯
(
うけが
)
換
(
かえ
)
雖
(
いえども
)
同
(
おなじ
)
重
(
かさな
)
頭
(
あたま
)
中
(
なか
)
慶
(
けい
)
水明
(
みづあか
)
此
(
この
)
極
(
き
)
昏乱
(
こんらん
)
況
(
いわ
)
斯
(
か
)
猶
(
なお
)
撰
(
えら
)
所謂
(
いわゆる
)
扞格
(
かんかく
)
憚
(
はばか
)
悶
(
もだ
)
尤
(
もっと
)
容
(
い
)
嘘
(
うそ
)
唾棄
(
だき
)
唐桟
(
とうざん
)
吾
(
われ
)
其儘
(
そのまま
)
亦
(
また
)
事相
(
じそう
)
之
(
これ
)