“水明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずあか50.0%
みづあか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このベッドを買ったのはある亜米利加アメリカ人のオオクションである。俺はあのオオクションへ行った帰りに租界そかいの並み木のしたを歩いて行った。並み木のえんじゅは花盛りだった。運河の水明みずあかりも美しかった。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
往時英国の潜航艇に同様不幸の事のあつた時、艇員は争つて死を免かれんとするの一念から、一所にかたまつて水明みづあかりの洩れる窓の下に折りかさなつたまゝ死んでゐたといふ。
文芸とヒロイツク (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)