“明礬水”の読み方と例文
読み方割合
みょうばんすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ワッハハハ白々と、明礬水みょうばんすいで書かれた文句、隠語ともいえない平凡な奴が、あらわれましてございますかな」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
白紙に明礬水みょうばんすいで書いた文字が炙り出されて来るように、昨夜、妻の言った言葉が、私の頭に次第にはっきり蘇って来る。酔い痴れた私の頭にも、よほど強烈な印象を刻んだのであろう。
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
「まるでたまでも融かしたようですねえ。明礬水みょうばんすいといっていいか黄金水おうごんすいといっていいか」
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)