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『猫車』
ふりがな文庫
『
猫車
(
ねこぐるま
)
』
紺唐草の木綿布団をかけた炬燵のなかへ、裾の方三分の一ばかりをさし入れて敷いた床の上に中気の庄平が眠っていた。店の方からその中の間へあがった坂口の爺さんは、別に誰へ声をかけるでもなく、ずっと炬燵のうしろをまわって、病人の枕元へ行った。枕元は二 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1937(昭和12)年6月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約59分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
連
(
つろ
)
手伝
(
てご
)
儲
(
もうか
)
分
(
ぶ
)
上被
(
うわっぱ
)
出来
(
でけ
)
北米
(
きたまい
)
旺
(
さかん
)
褪
(
さ
)
装
(
なり
)
臥
(
ね
)
老耄
(
ろうもう
)
皸
(
あかぎれ
)
鬢
(
びん
)
跋
(
ばつ
)
鰭
(
ひれ
)
谺
(
こだま
)
舅姑
(
しゅうと
)
罫
(
けい
)
笊
(
ざる
)
痘痕
(
あばた
)
炬燵
(
こたつ
)
濛々
(
もうもう
)
潔
(
いさぎよ
)
棘々
(
とげとげ
)
晦
(
くら
)
日石
(
にっせき
)
愈々
(
いよいよ
)
女子
(
おなご
)
啄
(
ついば
)
反古
(
ほご
)