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『帆』
ふりがな文庫
『
帆
(
ほ
)
』
藍子のところへ尾世川が来て月謝の前借りをして行った。尾世川は藍子のドイツ語の教師であった。箇人教授をしているのだが、藍子の他に彼に弟子は無く、またあったとしても無くなるのが当然な程、彼はずぼらな男であった。火曜と木曜の稽古の日藍子が彼の二階 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸春秋」1927(昭和2)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
燦
(
かがや
)
凝
(
じ
)
凝
(
こら
)
黝
(
くろず
)
捩
(
ねじ
)
熾
(
さかん
)
硝子
(
ガラス
)
階子
(
はしご
)
闊
(
ひろ
)
銀杏
(
いちょう
)
迸
(
ほとばし
)
躙
(
にじ
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
踝
(
くるぶし
)
赧
(
あか
)
規知
(
のりとも
)
襖
(
ふすま
)
褞袍
(
どてら
)
蜆
(
しじみ
)
四辺
(
あたり
)
癪
(
しゃく
)
俄
(
にわか
)
洟
(
はな
)
洒落
(
しゃれ
)
気忙
(
きぜわ
)
故意
(
わざ
)
揶揄
(
やゆ
)
悪戯
(
いたずら
)
怪訝
(
けげん
)
巻莨
(
まきたばこ
)
孕
(
はら
)