“炮烙”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ほうろく	69.6%
ほうらく	26.1%
はうろく	4.3%

ほうろく

病友はまたずっと溯（さかのぼ）った幼時の思い出を懐しもうとするのか、フライパンで文字焼を焼かせたり、炮烙（ほうろく）で焼芋を作らせたりした。

食魔 (新字新仮名) ／ 岡本かの子(著)

ほうらく

此の珍客にはフンシが必要だと気が付いて、昨夜慌てゝ炮烙（ほうらく）を買ひに行つたのはいゝが、砂がないのには困つてしまつて、五六丁先の普請場（ふしんば）から

猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) ／ 谷崎潤一郎(著)

はうろく

四十文（もん）にて買（かひ）炮烙（はうろく）にて是を煎（いり）金紙（きんがみ）に包み鄭重（たいそう）らしくしてお常（つね）に密と渡（わた）しければお常は喜（よろこ）び金子（きんす）を玄柳に遣（つかは）しお熊（くま）倶々（とも／″＼）厚（あつ）く禮を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

“炮烙”の意味

《名詞》
炮烙（ほうろく、ほうらく）

食品を煎ったりするために使用する素焼きの土鍋。焙烙。

古代中国の刑罰の一つ。炭火の上に油を塗った銅の柱を置き、それを渡らせるもの、または、中空の銅の柱の中で火を焚き罪人に抱き付かせた火炙りの刑。
(出典:Wiktionary)

“炮烙”の解説

炮烙（ほうらく）は、中国の古文献に記述された刑罰の1つである。文献によっては焙烙とも表記される。
(出典:Wikipedia)

炮	漢検1級 部首:⽕ 9画
烙	漢検1級 部首:⽕ 10画