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黄瀬川
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きせがわ
ふりがな文庫
“
黄瀬川
(
きせがわ
)” の例文
……坊ちゃん、今橋を渡ったでしょう? あれが
黄瀬川
(
きせがわ
)
で、頼朝と義経が対面したところがこのすぐ
彼方
(
むこう
)
に残っています。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
いや、
御鷹
(
おたか
)
をあつかわせては、
黄瀬川
(
きせがわ
)
弁馬は、一人前じゃろう。——だが、まるで貴様は、世間を知らんじゃないか。
御鷹
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一方、頼朝は鎌倉を立ち、足柄山を越えて駿河国
黄瀬川
(
きせがわ
)
に着いた。甲斐、信濃の源氏勢が馳せ加わり、
浮島
(
うきじま
)
で勢揃いした時には二十万騎になっていた。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
その後、肥後の
白川
(
しらかわ
)
、都近くは江口、
神崎
(
かんざき
)
、東海道の駅々には、大磯、
黄瀬川
(
きせがわ
)
、池田などに名を
謳
(
うた
)
われた。遊女屋としてやや
体
(
たい
)
を成しかけたのは、
播州
(
ばんしゅう
)
の
室津
(
むろつ
)
あたりであろうとのことです。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
富士を見ると曾我兄弟を思い出すが、あの麓を流れた
黄瀬川
(
きせがわ
)
の岸で、生まれて始めての対面をした兄弟は、後に不愉快な仲たがいをしているために、古蹟の感興を割引してしまったのである。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
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その日、
黄瀬川
(
きせがわ
)
の宿駅には、何万という兵馬が
屯
(
たむろ
)
した。もちろん宿中にそんな人員が泊りきれるわけではない。頼朝の宿舎を中心として、畑にも野にも河原にも、それぞれ陣を分っていたのである。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“黄瀬川”の解説
黄瀬川(きせがわ)は、静岡県を流れる一級河川。狩野川水系最大の支流で流路延長30km。別名:木瀬川・木世川。
(出典:Wikipedia)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“黄”で始まる語句
黄昏
黄金
黄
黄色
黄金色
黄楊
黄泉
黄葉
黄昏時
黄八丈