麥扱むぎこき)” の例文
新字:麦扱
卯平うへいなつになれば何處どこでもいそがしい麥扱むぎこき陸稻をかぼ草取くさとりやとはれた。かれ自分じぶん村落むらはなれて五も六とまつてかへらぬことがある。卯平うへいにはさきからさきあるいてることがかへつさいはひであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)