げん)” の例文
新字:
フト人の噂で聽いた東海坊の祈祷、これを頼むと不思議にげんがあつて三月經たないうちに二つの惡病がケロリと癒つた。
午迄ひるまでこんな姑息こそく手段しゆだんえずひたひやしてたが、一向いつかうはか/″\しいげんもないので、御米およね小六ころくのために、わざ/\きて、一所いつしよ食事しよくじをする根氣こんきもなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
山家やまが子等こらげんあれど
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
げんある露の藥水を
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)