馬小屋うまごや)” の例文
それから、おしろのうしろには大きなにわがあって、そこには馬小屋うまごやも牛小屋もありました。そして、りっぱな馬車ばしゃも、いく台かおいてありました。
やが脊戸せどおもところひだり馬小屋うまごやた、こと/\といふ物音ものおと羽目はめるのであらう、もう其辺そのへんから薄暗うすぐらくなつてる。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
老人はお政がでたをさいわいにおくへはいったままでてこない。まま母もそれを聞いてちょっとあいさつにでたぎりりつかない。源四郎は馬小屋うまごやにわらなどいれている。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
何処どこ物置ものおきでも馬小屋うまごやすみでもいのでございますから後生ごしやうでございます。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)