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饗
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きやう
ふりがな文庫
“
饗
(
きやう
)” の例文
その間に僕等に茶を
饗
(
きやう
)
することを命じたり、ぼんたんを持つて来て食はせることを命じたり、いろいろ細かいところに気が付いてゐた。
島木赤彦臨終記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
父の一身が忙しくなつたのみならず、私の家庭に用事が多くなつて、祖母や母も困つてゐた。父の歸宅が遲くなることもあるし、
屡々
(
しばしば
)
人を招いて酒食を
饗
(
きやう
)
することもあつた。
避病院
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
第一の
美女
(
びぢよ
)
に月ふれ
千人
(
せんにん
)
の姫に星ふれ牡丹
饗
(
きやう
)
せむ
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
祝言
(
しうげん
)
の座に
請
(
しやう
)
ぜられぬ仁兵衛ではあるが、いつも厚く
饗
(
きやう
)
せられ調法におもはれた。仁兵衛は持前の謡をうたひ、
目出度
(
めでた
)
や目出度を
諧謔
(
かいぎやく
)
で収めて結構な
振舞
(
ふるまひ
)
を土産に提げて家へ帰るのであつた。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
饗
漢検準1級
部首:⾷
22画
“饗”を含む語句
饗応
大饗
饗宴
饗應
饗庭篁村
饗庭
御饗
饗膳
御饗応
饗饌
道饗祭
大饗宴
大御饗
饗筵
饗庭黨
勅使饗応役
夕饗
饗礼
饗燕
饗應振
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