“饗膳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうぜん92.3%
きやうぜん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうぎ上がって来たばかりの刀である。小次郎は、かわいた胃が饗膳きょうぜんへ向ったように、相手の影を獲物として、じっと見すえた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又ずっと後の寛永初年(五年)三月十二日、徳川二代将軍秀忠が政宗の藩邸に臨んだ時、政宗が自ら饗膳きょうぜんを呈した。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もつと饗膳きやうぜんなりとて珍重ちんちようするは、長蟲ながむし茹初ゆでたてなり。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)