かい)” の例文
私どもはこれからいついつまでも、天皇のおおせのままに、おうまかい下郎げろうとなりまして、いっしょうけんめいにご奉公申しあげます。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
エンキ(善鬼)とか鳩のかいとかというものもある。悪魔は実に綿密に網を張っているのである。そういう網のなかで日本人は、死者を葬るために実に壮麗な行列や儀式をやっている。
鎖国:日本の悲劇 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
一生かい殺しの腹をきめて居りましたのじゃ。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
それで皇后はさつそくお聞きとどけになりまして、新羅しらぎの王をおうまかいということにおきめになり、そのとなり百済くだらをもご領地りょうちにお定めになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
みんなは、例の忍歯王おしはのみこのお子さまの意富祁おおけ袁祁おけのお二人が、播磨はりまの国でうしかい、うまかいになって、生きながらえておいでになるということはちっとも知らないでいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)